クリスチャン・オジャールを長年ご愛顧してくださっているお客さまのＮさまにインタビューをさせていただきました。Ｎさまは、ブランドの歴史について調査している私たちにいち早く馬と馬具がモチーフのスカートについて情報をお寄せくださいました。

クリスチャン・オジャールが大の馬好きだったこともあって、ブランドにとって馬のモチーフはとても大切なアイコンの一つで、こちらのスカートは30周年記念の際に作られたものだということが後にわかりました。

本日は、特別にお借りして撮影させていただいた馬モチーフのスカートの画像とともに、Ｎさまにお話をおうかがいした貴重なインタビューをお届けいたします。

▲ イレギュラーヘムデザインの、ジャージースカート

Q１. クリスチャン・オジャールとの出逢いについて教えてください。

初めての出会いは、40年近く前だったと思います。神戸三宮のアーケード街を、ぶらぶらしていた時に、小さなブティックを見つけて、ついフラフラと入ってしまいました。そこで、オレンジ色のサマードレスに一目惚れして、即購入。それが、オジャールの商品だったのです。

すごく気に入って、よく着ていたことを、覚えています。２回目の出会いは、20数年前だったと思います。いろいろと、ストレスを抱えていた頃に、気晴らしに、服でも買おうと思い、百貨店内を見て回っていたところ、オジャールのショップを見つけたのです。あの大好きだったワンピースが、脳裏に浮かんで、吸い寄せられるように、入って行ったと思います。そこで、応対して下さったＫさんとは、今も、お付き合いさせて頂いています。

質の良い素敵な服と、気持ちの良い接客で、ファンになってから、今に至ります。

長い時間、オンもオフも、オジャールの服と共に過ごしてきたように思います。これからも、私のおしゃれの、強い味方であってほしいと願っています。

▲ ボーダー状に並んだ馬の上にレイアウトされた馬具がポイントのスペシャルなプリント

Q２. クリスチャン・オジャールのお洋服の思い出はありますか？

旅行が好きなのですが、海外に行く時には、必ず、買ったばかりの、新しい服を、お供に連れて行きます。私だけの、お約束事のようなものです。旅の高揚感に加えて、新しい服が、さらに気持ちを、パワーアップしてくれるのです。

旅先での写真の中で、着ている服を見て、懐かしく、その時の思い出がよみがえってきます。南イタリアで、買ったばかりのコートを、褒められて、嬉しかったこともありました。

何年も前の、オジャールの服を、今、私の姪が着ています。品質が良くて、古さを感じないと言って、喜んで着ているようです。彼女に渡してしまってから、あれを残しておけばよかったなんて、少し後悔したりする、今日この頃です。

▲ ４つ並んだボタンもデザインポイントです。きれいに手入れされ、今でも新品のよう。

貴重なお話をありがとうございました。

これまで、さまざまな思い出と共にクリスチャン・オジャールと過ごしてくださったことに、心から感謝申し上げます。

ありがとうございました。