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クリスチャン・オジャール 歴史探偵日記 vol.9

2021.12.24
HISTORY

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クリスチャン・オジャ―ルは来年で50周年を迎えます。



約半世紀にわたるブランドの歴史を振り返ってみると、今見ても魅力的なものがたくさんあることにビックリします。


このシリーズでは、さまざまな資料や写真を通して、クリスチャン・オジャールの歴史をひも解き、お届けしていきたいと思います。



お届けするのは、「クリスチャン・オジャール 歴史探偵」の氣駕マサヒコです。


楽しみにしてくださいね!




今回のテーマは懐かしのオジャールショップ写真特集です!!


さすがに、ショップ写真は残っているケースが少ないので、苦労しましたが、そこはそこ、じっちゃんゆずりの探偵魂が!!



まずは、驚きの発見 1970年代のショップ写真をゲット! 


まさかまさかの、白黒写真です。



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どうですか? 高級感のあるエントランスが素敵!



商品もゆったりと並べているあたりハイブランドの見せ方ですね。


正面のワンピースもコートハンガーのような什器にふわっとかけるあたりが憎い演出です!



どこのショップかわからなかったのですが、左上の店内案内板に探偵の感が働き、ここを拡大すると、なんと!?



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GAROと書いてありました!



なんと、あの三ノ宮ガロだったのですから、ビックリ!!


1970年代の三ノ宮ガロと言えば、当時の神戸で一番のお洒落なファッションビルでした。


有名なDCブランドの服などは、ここでしか買えないほど。


オジャールもこのビルに、あったなんて素敵ですね!



次は、1978年のカラー写真です。ちょっと画像が粗いのですが、どうしても紹介したくて・・・・。


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この写真は、当時のファッション雑誌に掲載されたものです。



かの有名なファッションビル、青山ベルコモンズにあったオジャールショップ。


当時の記事から


  『流行をほど良く賢く取り入れ、素材色ともに心配りが感じられるパリのボン・グーの服。


   着こむほどに、着る人の優しい心のゆとりが香る』と。



1970年代と言えば、高田賢三さまがパリコレで中心的存在になり「多様性」が認められた時代。


1960年のミニスカートから変わり、この年からロングスカートやビッグスカートが流行になりました。


また、プレタポルテもスタートして高級既製服の方向に向かった時代でもありました。


クリスチャン・オジャールもプレタポルテの代表的ブランドでしたね。



写真にも、ゆったりしたロングなスカートが当時のトレンドを意識していますね!フォークロアスタイルが流行になったのも、この頃でした。


手前のテーブル什器には、存在感のあるプリントのワンピースがシンプルにディスプレイされています。


当時からもオジャールのプリント柄は人気があった証拠ですね。



さて、1980年は前回紹介したので、次は1990年代へGO!!



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1996年の大阪なんばCITYのオジャールショップの写真です。


ここまでくると、ほぼ今と変わらない感じですね。



1枚目の黒のマネキンと大理石仕様の床、黒のアーチ状のロゴの入った入口、エントランスの高級感がすごい!


ロングコートがメインウィンドーにディスプレイされています。


2枚目のスタイリングされたハンガーディスプレイ、俗に言う一点掛け演出は、今では見なくなりましたが、当時は人気があった飾り方だったのでしょう。



このショップで、もう1枚。


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1990年代、ポストモダン、ゴージャスな装飾から、よりミニマルなデザインへ変化していく時代。


ミニマリズムの登場、装飾は必要最小限に切り詰めたシンプルでシャープなフォルムが特徴となっていきました。


合わせてグランジファッション、着古したような服や穴の空いたジーンズやスニーカーなどの、着くずしルックもありました。



オジャールもシンプルで高級感のあるスタイリングになっていますね!


白いフードのコートに、ボーダーのニット、合わせた赤いパンツが素敵です。


中央のスタイリングもミニ丈のスカートに絶妙の長さのコート丈がボン・グーでしょう。


コートの袖の折り返し柄が引き立っていますね!!



オジャールは、いつの時代でも素敵なスタイルを演出していたのですね。



あと数日で2022年に突入! まさにオジャール50周年の年になります。


ここで、びっくりする、伝説のモデルがオジャールを着用していたとの情報が入りました!!


さっそく調査開始します!!


次回はこのスーパーモデルが紹介出来る予定です! 乞うご期待!!



今回の記事お楽しみいただけたでしょうか?


次回も楽しい記事を探してきますので、どうぞお楽しみに。


探偵稼業まだまだ続きますよ、じっちゃんの、名にかけて!





PROFILE


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氣駕マサヒコ


東京都出身。
1988年にイトキン株式会社に入社。販売から企画を経て、現在コーディネーターとして活躍中。楽しいトークが人気を呼び、全国百貨店を中心にトークショーを講演、テレビショッピング出演。

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